19歳で精神科に3ヶ月入院した話(4)

入院している間患者さんたちは暇なので、レクリエーションに出ます。
朝はラジオ体操から始まり、映画を観たり、陶芸をしたり、手芸をしたり、
いろいろなプログラムがありました。
アートセラピーというのもありましたが、何をやったのかあまり覚えていません。
ハンカチに絵を描いたような?うろ覚えです。
使ったクレヨンの色や、描いた形から自分の性格を知る、という感じでした。

お風呂は週に3回。
晩夏だったので、汗を流せず気持ちが悪かったです。
銭湯のように大きなお風呂に大勢で入りました。

驚いたのは、女性患者は結構美人さんが多かったのです。
いきなり泣き始めたり、独り言を言ったり、精神病特有の症状はあるのですが、
何でこんなところにいるのだろう?というくらい綺麗な人も何人かいました。
それでも、その美人さんは閉鎖病棟なのだそうです。

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閉鎖病棟の話は噂に聞いただけで、行ったことはありません。
一度入るとしばらく出られない、とか、
鍵がかけられて監獄のようなところだ、という話でした。
Oちゃんもずっと閉鎖病棟にいたそうです。
もう二度と行きたくないからいい子にしている、と言っていました。

私の方は、早く退院したかったので毎朝病院の周りをウォーキングしました。
田舎の方なので、朝は霧がかかっていたり、
広い畑やビニールハウスが連なるのどかなところでした。
室内にいると何もやることがないので、なるべく散歩しました。

そうしていると、同室のおばあさんやOちゃん、M子さんも参加するようになり、
部屋全員で朝晩散歩するのが日課になっていきました。
だんだん皆、お互いの病気の話をして仲良くなりました。

皆、まったく自由のない入院生活から早く解放されて、
自宅に帰りたいのです。
だから、「健康なふり」をしている部分もありました。
積極的に他の患者さんとおしゃべりしたり、レクリエーションに出たり、
医師や看護師さんに回復したことをアピールする人がほとんどでした。

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開放病棟とは言え、何もやることもなく、ベッドに横になって天井を見つめる毎日。
人間らしい、「あれがしたい」「これがしたい」という欲がなくなっていくようでした。
諦めにも似た気持ちで、何もできないことに絶望していました。

退院できるのだろうか?
退院したところで、何をすればいい?
一生こんな病気なの?
つい最近まで、女子高生だったのに、学校に行っていたのに、
私はこんなところで何をやっているの?
同級生は皆大学に行っているのに?
私は頭がおかしくなってしまったの?

楽しいことが何もない毎日でした。
何より、充実感が持てないのです。
こんな苦痛な毎日で、本当に病気は良くなるのかわかりませんでした。

入院患者さんの中には、人格荒廃してしまっている人もたくさんいます。
そういう人たちと一緒にいると、自分までおかしくなりそうでした。
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