19歳で精神科に3ヶ月入院した話(6)

精神科病棟は、毎日ヒマです。
レース編みをしたり、読書をして過ごしました。
M子さんの影響で、食堂に置いてあった聖書を読み始めました。
読んでも内容がちんぷんかんぷんです。
でも、他に読むものがありません。

散歩以外も、電車やバスで外出許可が出たので、
本屋に行って雑誌を買ったり、化粧品を買ったりしました。
携帯・パソコンの持ち込みはダメです。

でも、あとから知ったことですが、早く退院したい人は、
積極的にレクリエーションや院内イベントに出て、コミュニケーションを取らないと
ダメみたいです。
レクリエーションも一回いくらとかかるし、楽しくないので遠慮していましたが、
もっとたくさん参加した方が良いようでした。

a0960_006053.jpg


仲良くなった友達の中では、一番先にN美ちゃんが退院しました。
N美ちゃんは、退院してもレクリエーションやデイケアに参加しに来ると言っていました。

その後すぐ、M子さんも退院です。
M子さんのお父さんが急病で、介護のために帰らないといけないということでした。
もともと心理士さんで、入院する必要がないくらいしっかりしていました。

M子さん退院の日、同じ病室の6人で最後の朝の散歩をしました。
「こうして皆と散歩するのも最後だね、やっと退院できる。長かったよ」と、
M子さんは泣いていました。
退院する前にM子さんが哲学の本をくれました。
M子さんが大学生の頃から読んでいて、気にいってる本だそうです。
手紙もくれました。
M子さんは、
「この病院で過ごした時間は、私にとって人生の夏休みだった。
でも、入院して良かった。絶対に無駄ではないよ」と言っていました。

a1380_000269.jpg


M子さんがいなくなって寂しいね、と病室で話しているうちに、
60代の女性も退院になりました。
このおばあさんも長いこと入院していたのだそうです。
退院の日にハンカチをくれました。
優しくて穏やかなおばあさんでした。

いよいよ、というかやっと、11月に私が退院できることになりました。
Oちゃんが寂しがってくれました。
最後にOちゃんとお風呂に入って、背中を流しっこしました。
Oちゃんは、
「私はもう親に捨てられたの。だから一生病院暮らし。
ときどきは私のこと思い出してね」と言って、笑っていました。
関連記事

タグ:統合失調症 ブログ 入院 期間 退院 面会 長期

Copyright © 主婦・さくらの統合失調症ブログ ~ひなたぼっこ~ All Rights Reserved.