発病当時やっていた習慣。夏目漱石の書き写し

最近、家にばかりいるせいか、過去のことをよく思い出します。
あんまり進歩してないってことなのかな?
そんなことはないだろうけど(・・;)

発病した高校生のころ、一番ショックだったのは字が書けなくなったことでした。
書き初め大会で金賞を取ったりして、美文字にはちょっと自信があったんです。
字が綺麗なのが自分のアイデンティティーの一つになっていました。

でも、統合失調症の薬を飲み始めてから、副作用で手が震えてペンが持てなくなったのです。
今になれば、ああアカシジアだなとわかるのですが、
高校生の頃は、美術部なのに絵も描けないし、
授業中もノートが取れないなんて、すごくショックでした。

「字を書く」という当たり前のこと、今まで当たり前にできていたことが、できなくなってしまったのです。
自信を失ってしまいましたが、何とか書けるようになりたいと、夏目漱石の「坊っちゃん」を大学ノートに書き写す作業を始めました。

書いてるとミミズの這ったような字で嫌になってくるのですが、何とか文庫本の最後のページまで書きました。
ノートは一体何冊になったかな?結構な冊数になりました。

その間、心理カウンセラーさんに毎週書いたノートを見てもらいました。
心理士さんが優しく丸をつけてくれたり、コメントを書いてくれるんです。
なんか小学生みたいですが、嬉しかったです。

今も、自分の納得する字ではありません。
指先に力が入りにくいことでペンの持ち方に変な癖がつき、字が斜めになってしまうんです。
小学生の頃の卒業文集を見たら、12歳の頃の方が字が上手くてびっくりしました(笑)。

でも、「書く」作業ってなぜか心を落ち着かせてくれます。
あとは夏目漱石の言い回しが面白くて、その口調が自分の書く文章にも影響してくる感じで、楽しかったです。

「坊っちゃん」を終えて、「吾輩は猫である」も書きました。
確かその途中でやめてしまったと思います。
でもその頃には、少しバイトをしたりデイケアに出られるようになっていました。
自分には必要なくなったというか、書き写しを卒業したような感じでした。

この前読んだ本にも、脳を活性化させる習慣に「新聞コラムの書き写し」とありました。
お年寄りの認知症予防みたいですが(笑)精神的にやっていて良かったです。

当時のノートは押入れにしまってあって、ささやかな自信に繋がっています。
「進歩していない」なんてことは一切ないんだなぁと、当時を懐かしく思います。

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